玉川大学芸術学部 芸術教育学科 Tamagawa university College of arts Department of arts education

お知らせ

2017年度US地域創生プロジェクトC/D《ミュージアムプロジェクト》特別講義 「2人で作品を作るときに考えていること」、Tamagawa Art Gallery Projects 「親指をあつめる_20170531」佐藤史治+原口寛子

5月31日、各地のアートプロジェクトで活躍中の2人組のアーティストユニット、佐藤史治+原口寛子をお呼びし特別講義を行いました。

佐藤史治+原口寛子(以下、佐藤原口)は、コミュニケーションの齟齬をベースに、映像メディアを用いてその解消、または顕在化させる作品を制作しているアーティストです。近年各地で盛んに行われているアートプロジェクトにも積極的に参加し、その場・その土地に呼応する作品を制作しています。

特別講義では「2人で作品を作るときに考えていること」と題し、墨田区で行っているスペースづくり、これまで発表された作品、海外/国内の2人組アーティストの紹介をしていただきました。

講義後半では、ワークショップ「親指をあつめる」を実施し、コミュニケーションアプリのLINEの会話を参加者の言葉に変換して再演した様子を撮影しました。

ワークショップの内容は以下のとおりです。
①参加者に佐藤原口のLINEの会話を見てもらい、その中から送った事がある会話を自分のLINEからみつけ、その自分の会話をスケッチブックに書く。②そのスケッチブックに書かれた会話をしゃべっている佐藤原口の顔をスマートフォンで撮影。③さらに参加者に自撮り棒とスマートフォンを持ってもらい、佐藤原口の顔と参加者の体をコラージュした様子を撮影。

はじめは「?」だった学生たちですが、佐藤原口に促され、徐々にコツとノリを掴んでいったようで、ワークショップ終盤には撮影待ちの列ができていました。このように特別講義で、学生はこれまで触れる機会の少ない分野の作品やアーティストの話を聞き、広大なアートの領域から自らの専門を見極めるのです。

また、ワークショップで撮影された映像はまとめられ、6月5日(月)から学内で開催されている展覧会「親指をあつめる_20170531」で展示されています。本展では、佐藤原口が2014年から続けていたプロジェクト「親指をあつめる」の全貌が公開されています。複雑さ故になかなか発表することがなかったこのプロジェクトを、映像、テキスト、ドローイングから読み解いてください。6月16日(金)まで開催しています。