Tamagawa Art Gallery Projects 「SCHMUCK2(シュムック2)-ちがう仕方で」Susan Pietzsch(スーザン・ピーチ)個展 開催のお知らせ
Tamagawa Art Gallery Projectsでは、10月16日(月)からドイツのジュエリー・アーティスト、スーザン・ピーチによる展覧会を開催します。また、展覧会にあたり、10月16日(月)11時より102展示室にて、ワークショップ、レセプションパーティーを行います。皆様是非この機会に足をお運びください。
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Tamagawa Art Gallery Projects 2017-2018 No.7
「SCHMUCK2(シュムック2)-ちがう仕方で」Susan Pietzsch(スーザン・ピーチ)個展
会期:2017年10月16日(月)-10月30日(月) 10:00-18:00 ※22日(日)、29日(日)休
会場:玉川大学3号館102展示室
(東京都町田市玉川学園6-1-1 小田急線「玉川学園前」駅より徒歩10分)
入場無料
ドイツのアーティストのスーザン・ピーチは、現代社会におけるジュエリーの概念と境界をテーマとする芸術プロジェクトのプラットフォームとして、20年前にSCHMUCK2を創設しました。
コンテンポラリー・ジュエリーは、純粋芸術と応用芸術の間にある小さな分野で、1980年代初頭から急速に発展しました。この分野は近年、活発なムーブメントとして成長しており、世界的なネットワークと強く結びついています。
SCHMUCK2は、ジュエリーの最新動向に焦点を当て、様々な文化領域を学際的プロジェクトへと結実させます。
ミドルズブラ・モダン・アート協会の公共スペースで展開した「Wrappinghood」(2005年)、ジュエリーの文脈でポスターをデザインするプロジェクト「Glitz and then Some – Things in the Everyday Life of Art」(2007年)、ミュンヘンの MaximilliansForum クラフトフェアと並行して開催した参加型プロジェクト「Discursive Picnic」(2011年)、「JEWELLERY HYPERREAL – ジュエリー はいかにしてハイパーリアリティに移行できるか?」のワークショップおよび展覧会(2012年–2014年)、HOCHsitz アトリエでのジュエリーハント「Jewellery Hunting – Die Jagd nach dem Schmuckbild」(2013年)、東京都庭園美術館のサテライトプログラム「プレイ・ジュエリー よそおう つくる かんがえる」(2015年)などのプロジェクトを通して、スーザン・ピーチは、純粋芸術 と応用芸術にまたがる着想で、現代的視点からジュエリーの多面的解釈を練りあげてきました。さらに様々な出版物で、その活動を広範囲にわたって綿密にドキュメント化しています。
展覧会「SCHMUCK2-ちがう仕方で」では、印刷物に焦点を当てた近年の活動の記録に加えて、いつくかのアート作品と最新の写真作品を展示します。また、玉川大学学生を対象に、ワークショップ「あげた/もらったモノを見直す」を開催します。このワークショップで制作された作品は、展覧会の一部になります。
タイトルが示唆するように、この展覧会に着用できるジュエリー作品はありません。そのかわり、アート作品やインスタレーション、写真、公共空間への介入といった、現代におけるジュエリーという概念について問いかけるのです。ワークショップ「あげた/もらったモノを見直す」では、日常的なモノと私たちとの関係性に焦点を当てます。ワークショップでは、物の交換とそれらを受け取った人の反応から、物の価値を再発見します。
Susan Pietzsch website http://www.schmuck2.de
関連イベント:
ワークショップ「あげた/もらったモノを見直す」
日時:10月16日(月)11:00-13:00(引き続き参加できる方は15:00まで作業可能)
会場:玉川大学3号館102展示室
玉川大学全学生対象/参加無料
講師:スーザン・ピーチ
協働:エスター・グロイヴィッツ(ニュルンベルク美術アカデミー・ジュエリー学科)
マルゲリット・ボネス(アムステルダム・ヘリット・リートフェルト・アカデミー・ジュエリー学科 )
必要なもの:
必要なくなったオブジェを1つ(好きな物、嫌いな物、たとえばバッグ、アクセサリー、本など)
※オブジェは10月10日18:00までに木工室までお持ちください。木工室の連絡先:sumiosuzuki@art.tamagawa.ac.jp/042-739-8085(鈴木純郎先生)
内容:
持ってきたオブジェに第三者が手を加えて新しく作り変え、オブジェの新たな価値を再発見するワークショップ
玉川大学の学生を対象に、ワークショップ「あげた/もらったモノを見直す」を、エスター・グロイヴィッツとマルゲリット・ボネスと協働して開催します。
展覧会「SCHMUCK2-ちがう仕方で」に展示されるスーザン・ピーチとヴァレンティナ・サイデルによる写真作品をもとに、パッケージや包装、カバー、コーティングといった、物の第1の皮膚について考え、固定観念に問いを投げかけ、価値を再発見します。このワークショップで制作された作品は、展覧会の一部分として展示されます。
レセプションパーティー
日時:10月16日(月)16:00-17:00
会場:玉川大学3号館102展示室
〔お問い合わせ〕
042-739-8119 / ae.art[a]art.tamagawa.ac.jp(担当:南)※[a]を@に変更
〔TAG(=Tamagawa Art Gallery Projects)とは〕
玉川大学芸術学部の教員と学生が中心になって企画・運営する、主として 美術分野に関するさまざまなプロジェクトの総称です。
〔企画・運営〕
玉川大学芸術学部(http://www.tamagawa.ac.jp/college_of_arts/)
〔助成〕
2017年度芸術学部共同研究「大学内オルタナティブ・スペースの運営による、実践的な芸術教育にかんする継続研究」